モンクレールやカナダグース、タトラスなどの高級ブランドダウンは、毎日のお手入れ以外にもシーズンオフにはクリーニングに出したいところですね。
しかし普段利用している近所のクリーニング屋では、拒否されたり、失敗することも多々あります。
実際にシミ、汚れが酷くなったり、ダウン性能の低下、生地がガサガサに…などの失敗談をよくみかけます…泣
モンクレールやカナダグースなど高級ブランドのダウンは、実績が豊富で専門的なクリーニングを行うお店へ依頼しましょう。
今回は
- モンクレールに最適なクリーニング方法
- 失敗しないお店選びのポイント
- モンクレールダウンにおすすめの高級クリーニング店
- お店が拒否する理由や失敗事例
などを紹介していきます。
モンクレールやカナダグースの高級ブランドのダウンクリーニングに絶対失敗したくない人は必見ですよ!
目次
モンクレールのダウンはクリーニング方法がキモ!
モンクレールは、フランスでは老舗のダウンブランドです。最高級のホワイトグースの羽毛のみを使用しているのが特徴。
モンクレールのダウンが汚れてしまったときやシーズン終わりのメンテナンスにはクリーニングが必要です。
クリーニングにはウェットとドライの2種類がありますが、モンクレールのような羽毛を使ったブランドダウンは、ウェットクリーニングが最適です。
ウェットクリーニングがベストな理由!
ウェットクリーニングは、文字通り水洗いによって汚れを除去する方法です。
モンクレールのダウンに含まれる羽毛は水鳥の羽なので、水に強いという特性を持っています。
ダウンの温かさや保湿は羽毛に含まれる油分によって保たれるため、ドライクリーニングをすると、羽毛の油分が失われ、保温力の低下や痛みの原因になります。
自宅の洗濯機では難しい水洗いが、クリーニング店でできるのは、プロのテクニックと店舗独自の水、洗剤、洗い方、乾燥方法があるからです。
また汗の成分である、ミネラルや尿素はウェットクリーニングでなければ取り除くことができないという、理由もあります。
モンクレールやカナダグースなどのブランドダウンを取り扱っているクリーニング店では、一様にウェットコースを推奨しています。
ただしドライクリーニングがOKなケースがある
モンクレールやカナダグースなどのブランドダウンを取り扱っているクリーニング店の中には、ドライコースを採用しているところもあります。
失敗なくドライクリーニングができる秘訣は、溶剤の管理にあります。
溶剤管理とは
ドライクリーニングは、油に専用の洗剤を溶かしこんだ特殊な溶剤を使って汚れを落とします。
通常は、溶剤はその都度、新しくすることはなく、ろ過をしながら使い続けています。
皮脂などの汚れ落ちが良いのが特徴で、水溶性の汚れもある程度は落ちるので、水に弱い衣類はたいていドライコースが選ばれます。
ただ、油と洗剤の割合によっては、生地や衣類を傷めるリスクが高くなります。
洗剤の濃度が濃ければ、汚れはよく落ちますが、ダウンの特徴である油分まで洗い流されてしまいますし、洗剤の濃度が薄すぎても、汚れ落ちが悪くなります。
溶剤管理をして適した濃度を保つことが重要です。理想的な濃度は0.4~0.7です。
適切な溶剤管理ができる知識と経験が豊富なクリーニング店を選べば、モンクレールのようなブラントダウンでもドライコースで洗えます。
失敗しないモンクレールダウンのクリーニング店選びのポイント!
モンクレールのダウンのクリーニング店選びは
- 洗う方式(ウェットかドライか)
- 取扱実績があるか
- 料金
などを参考に決めていきましょう。
ウェットクリーニングか
ドライクリーニングの場合、溶剤の管理がしっかりできていないと、中に入っているダウンの油分まで除去され、ダウンの保温力が低下します。
見た目にも、ふんわり感がなくなります。ウェットクリーニングは、水溶性の汚れ落としに適しています。ダウンに染み込んだ汗などの汚れが落ちやすいです。
実績は豊富か
モンクレールのダウンは高級品です。ブランドダウンの経験がない、もしくはダウンクリーニング実績が少ない店舗では、適切なメンテナンスが難しいです。
ダウンのふんわり感が失われて、ぺしゃんこになったり、外側が色むらを起こしたりするリスクがあります。依頼前にブランドダウンの実績の有無の確認をしましょう。
料金は適切か。相場はいくら?
モンクレールのダウンのクリーニング料金は、1着1万円前後が相場になります。
料金はできれば安いに越したことはありませんが、ダウンをベストの状態に仕上げるには手間がかかります。
特にモンクレールのようなブランドダウンは、繊細な仕事が必要となるため、料金は高めになります。
あまりにも安すぎる場合には、口コミなどから、満足できる仕上げができるのか、確認をした方が安心です。
正規店(直営店)はどうなの?
モンクレールの店舗ではクリーニングの受付もしています(参照:モンクレール アフターケアサービス)。
しかしモンクレールがクリーニングを行うわけではなく、外注(どこかのお店)に依頼するため、費用も時間も余計にかかりがちです。
つまりコスパが悪いです。自分でモンクレールのクリーニング実績が豊富なお店に出すほうがお得なことがわかりますね。
後悔しないモンクレールダウンのおすすめクリーニング店5社はここ!
リネット
宅配クリーニング店ですが、モンクレールのようなブランドダウンのクリーニングの実績も多くあります。
ただ、補修のスキルはないので、長年の着用による袖口や襟もと劣化の修理はしていません。
ダウンジャケットの基本料金はドライコースで3,135円(税込)ですが、ブランドダウンは、1,650円プラスしてデラックス仕上げの方が、ボリュームの復活に効果的です。
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ワードローブトリートメント
ワードローブトリートメントは、「一客洗い」をコンセプトに1点1点大切に洗うクリーニング店。
ウェットクリーニングを採用し、こだわりの専用加工剤を使って新品時の風合いに仕上げます。
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また独自のシミ抜き技術も利用者から高評価を得ています。9,130円(税込)~の値段ですが、6か月間品質保証があり安心してモンクレールダウンを任せられます。
キレイナ
キレイナの技術者は、高価な特殊衣装のクリーニングの経験者で構成されています。
他店で断られた、ノンタグの海外ブランド品や、モンクレールなどのブランドダウンなどのクリーニングを得意としています。
たとえはダウンジャケットのクリーニングは7,700円(税込)ですが、袖口の擦れや表面の色むらには、別料金にて補修もしてくれます。豊富な知識、確かな技術、積み上げた実績があるので、安心して任せられます。
プラスキューブ
パック料金による宅配クリーニング店です。モンクレールのような高級ブランドダウンも別料金なしで依頼できます。
例えば、5点パックは税別12,500円なので、1点あたり2,500円できれいにしてもらえます。
さらに、通常の衣類は、ドライコースですが、ブランドダウンはウエットクリーニングで対応しています。実績も多数あります。
PRO SHOP HIRAISHIYA
創業78年の老舗店のモンクレールクリーニングサービス。
これまでにダウン製品は26,000着以上と経験豊富なクリーニング師が手作業丸洗いします。
消防署認定の超撥水液を採用しており、食べこぼしのシミや雨、雪からの汚れを防ぎます。
有料ですが、シミ抜き・色抜け加工も行うほか、全体染めや修理なども対応可能。
モンクレールダウンOK!高級クリーニング4店はここ!比較一覧
上記のおすすめ店以外にも、モンクレールのダウンを依頼できるクリーニング店はあります。
リナビス
料金:1,881円(税込)(5点パック9,405円から均等割りにした料金)
送料:無料
その他手数料:なし
クリーニング方法:ドライ(衣類を見て判断)
納期:10日後
ピュアクリーニング
料金:2000円~(税別)
送料:全国一律1000円
その他手数料:代引き324円~
クリーニング方法:ドライ
納期:7日~14日
クレアン
料金:8000円(税別)
送料:実費(12000以上の注文で往復無料)
その他手数料:代引き324円~
クリーニング方法:ウェット
納期:約2週間
カラキヤ
料金:ジャケットタイプ4000円(税別) 、コートタイプ5200円(税別)
送料:東京の場合・往復3154円(地域による)
その他手数料:代引き324円
クリーニング方法:ウェット
納期:参考・一般のスーツで10日
ちなみに身近な白洋舎やホワイト急便だと…
白洋舎
料金:2750円~(税別)
送料:実費
その他手数料:ー
クリーニング方法:ドライ
納期:ー
ホワイト急便
料金:1400円~(税別)(店舗による)
送料:実費(利用料金3000以上で往復無料)
その他手数料:ー
クリーニング方法:ドライ
納期:店舗による
モンクレールダウンをクリーニング拒否するお店がある!その理由は?
いつも依頼している近所のクリーニング店にモンクレールのダウンを持ち込んだら、拒否された、という話を聞くことがあります。
ダウンをベストな状態を維持したまま汚れを落とすには、製品に対する知識と技術が求められます。
特に、モンクレールのダウンには、最高級のホワイトグースの羽毛が使用されていて、高品質・高額な商品が多いです。
安易に引き受けて、外側の色落ち・色抜け、ダウンの飛び出し、つぶれなどの不具合があった場合、お店の信用問題になりますし、高額なダウンを台無しにしてしまう可能性がある、というのが理由です。
モンクレールダウンのクリーニング失敗事例…
《ダウンをクリーニングに出したら、ふわふわ感が消えてしまった…》
という失敗例があります。一般的にモンクレールのダウンは水洗いが基本です。
経験のないクリーニング店では、外側の品質維持を気にして、ドライを選択することがあります。
溶液が濃すぎた場合、ダウンに含まれる油まで洗い流されてしまい、ふんわり感が失われる結果になります。
《なじみのクリーニング店に依頼したら、外側の生地がゴワゴワになった…》
なじみのクリーニング店が、モンクレールやカナダグースなど高級ダウンの取り扱いをしてるか、の確認が必要です。
クリーニング店は、どこでも同じではありません。お店によって、独自の溶剤や洗い方があります。
モンクレールダウンには、最高級のグースが使われています。
高級素材の取り扱いに慣れているお店か、公式サイトで推奨しているお店に依頼すれば失敗はありません。
モンクレールのクリーニングによくある疑問
クリーニングに出さないという選択肢はあり?
モンクレールダウンのクリーニングは、値段が高いこと、出してトラブルになるかも?、などと思うと、「出さない」という考えもよぎりますよね。
しかし年に1度はシーズンが終わった後にクリーニングに出すようにしてください。たとえ数回しか着用してなくて汚れがないといっても、首回りや袖口などには汗ジミなどがあります。
そのまま収納してしまうと変色やカビが生える恐れがあるので、年1回は必ずクリーニングに出してくださいね。
クリーニングに出すときに気をつけることは?
モンクレールのダウンをクリーニングに出す前には、ポケットなどにモノが入ってないかはもちろん、どこにどんなダメージや汚れなどがあるか、をきちんと確認しておきましょう。
戻ってきたときに、汚れがきちんと落ちているか、そしてクリーニングで傷をつけられてないか、を把握するためです。
目立った汚れやダメージがある場合は、クリーニングに出す前に写真を撮っておくのもいいですね。
クリーニング後の自宅ケアや保管方法は?
モンクレールのダウンがクリーニングから戻ってきたらそのまま保管せずに、取り出して汚れが落ちているか、ダメージがないか、などの状態確認をしましょう。
その後、湿気対策をしながらクローゼットに収納してください。
またシーズン中のお手入れでは、着用後は陰干ししてから収納すると、湿気が溜まりにくくカビ予防になりますよ。
まとめ
最近は自宅でメンテナンスかできるダウンジャケットがありますが、モンクレールのようなブランドダウンは、実績と技術のあるプロに任せた方が安心ですし、確実にきれいになります。
少なくともシーズンオフ毎に正しいメンテナスを行えば、トップコンディションを保ったまま、長く着ることができます。
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