一般にカーディガンは素肌に直接着るアイテムではなく、カットソーやブラウスの上に羽織るというイメージがあります。もちろんセーター代わりに素肌の上に着てもOKです。
着方にバリエーションがあるということは、汚れ方にもバリエーションがあるということです。
また素材も様々あるので、クリーニングに出すタイミングを見極めるのは難しいかもしれませんね。
ここでは、カーディガンのクリーニングの料金相場をはじめ、出す頻度や保管時の注意点など解説していきます。
お気に入りのカーディガンのお手入れの参考にしてください。
目次
カーディガンのクリーニングの料金相場は?
カーディガンのクリーニングの平均的な税抜き料金は430円です。
ただし素材や装飾品などにより異なる
カーディガンには様々な素材が使われています。430円はオーソドックスなウールの製品の料金です。
例えばカシミア、シルクなど高級素材でできている場合には、店舗によって料金に変動が生じます。
さらにフリル、ビーズ、スタッズ、ベルトなどの装飾品がついているカーディガンにおいても、基準料金より高くなることがあります。
オプションをつけるとプラス500円
カーディガンをクリーニングに出すなら、防虫・防カビ加工のオプションをつけておくと保管が楽になります。
ウールは虫に喰われやすいので、防虫加工を施したあと自宅で保管するときの防虫剤とダブルで予防すれば、次のシーズンまで安心して保管しておけます。
平均的な料金は500円なので、クリーニング料金の相場は基本料金に防虫・防カビ加工をプラスして930円となります。
少し高いような気がしますが、カーディガンの中でも冬に着る防寒機能を持っているタイプは、手厚いメンテナンスをしておけばベストの状態で何年も着ることができます。
また料金は平均的なものなので、地域やお店によって変動します。基本情報として覚えておくとよいでしょう。
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種類 | カーディガン | ニットカーディガン |
料金 | 780円 (税込858円) | 1,030円 (税込1,133円) |
ひとこと | 初回30%OFF。往復送料・毛玉取り・シミ抜きなど無料。 |
カーディガンをクリーニングに出す頻度は?
食べ汚しはまず応急処置で
カーディガンをクリーニングに出す頻度は、着る頻度によって変わってきます。
ほこりや花粉が付いた程度なら、月に1度からシーズン中に2回程度クリーニングしておくと、汚れの定着を予防できます。
食事の汚れがついてしまった場合には、応急処置で汚れてをたたいてぬぐった後、速やかにクリーニングに出しましょう。
汚れることを気にしない
カーディガンは重ね着ををすることの多いアイテムですが、首回りや袖口は日常生活をするだけでも汚れが付きやすいです。
衣類は汚さずに着ることはできませんから、汚れることに神経質になる必要はありません。
使用期間や素材をチェック
カーディガンを頻繁に洗うと毛玉ができやすくなりますし、生地の劣化が加速する可能性があります。
短時間羽織った程度なら、ブラシをかけて風通しの良い場所に数時間干しておけば大丈夫です。
自宅で洗えるタイプなら、普段の汚れは自宅の洗濯機に任せても大丈夫ですが、シーズン終わりや長期間着ない高級素材のものなどは、クリーニングに出してメンテナンスをすると、風合いを損なわずに長持ちできますよ。
カーディガンをクリーニングに出す時の注意点!正しい出し方は?
汚れのチェック
頻繁に着ていなくても、汚れやすい首回りや袖口、裾をまずチェックします。次に自分では見えない背中、食事などの汚れが付きやすい前身頃をチェックします。
思い当たる汚れやシミがなくても、何かしてついている可能性があります。よく見ないと分からない小さな箇所には、仕付け糸で印をつけておくと、クリーニング店の受付で説明しやすいです。
ボタンのチェック
カーディガンは購入したままの状態だと、ボタンのつけ方が緩いものが良くあります。ミシンで付けた場合は玉止めがされていないので取れやすいです。
糸がほつれている箇所があれば、上からでもいいのでボタンが取れないように止めておきましょう。洗っているうちに行方不明になる心配がありません。
ほつれのチェック
裾、袖口のゴム編みの部分は、伸びたりほつれたりしやすいです。また袖と身頃の継ぎ目がほつれることもあります。
継ぎ目が緩んで穴が空いていないか確認します。
万が一仕上がり後に不備を発見した場合、クリーニングをしたことによって破損したのかどうかの判断ができます。クリーニング店でも検品はしますが、自分でも確認しておくとトラブル予防の予防になります。
カーディガンをクリーニングに出す時に利用したいオプションは?
防虫加工
ウールや綿など天然素材のカーディガンは、虫が付きやすい特徴があります。
家庭で保管する際に防虫剤を使用するだけでなく、衣類に直接虫が付きにくい加工をすることで、大切な衣類を保管できるようになります。シーズン終わりのクリーニング時にオプションをつけるとよいでしょう。
相場料金は500円です。
静電気防止加工
ウール素材のカーディガンは静電気が起きやすいです。体質的に静電気を起こしやすい人は利用を推奨します。
衣類に防止加工をしておくと、パチパチとした嫌な着心地を防ぐことが出来ます。また静電気防止加工は、花粉やほこりの吸収を軽減する効果もあります。
相場料金は300円程度です。1つのオプションを付加するだけで、2つの効果が期待できます。
クリーニング後のカーディガンの保管の仕方
ビニールはすぐに外す
ほとんどのカーディガンは畳み仕上げになるので、ビニールに包まれて戻ってきます。
まずすることは、ビニール袋から出すことです。空気穴の開いたビニールの場合も同様です。
クリーニング店では、乾燥はしてくれますが念のために空気にあてた方が、完璧に湿気を飛ばせるのでカビの予防になります。
またドライクリーニングの場合、溶剤の臭いが気になることもあるので、干すことで同時に臭いの解消にもなります。日の当たらない場所に数時間平干しにすると、型崩れの心配がありません。
ボタンなどのチェック
ありえないことですが、ボタンの欠損はないか、裾などにほつれはないかのチェックをします。
また袖口、首回りの指定した汚れは落ちているかの確認もします。万が一仕上がりに不備が見つかった場合、速やかにお店に連絡をすれば、適切な対処をしてもらえます。
余裕のある場所に保管する
カーディガンを保管するには、ハンガーではなくクローゼットの棚か衣装ケースにたたんで保管します。
できるだけ他の衣類と重ねずに余裕をもって保管すれば、ふっくらとしわのない状態が維持できます。
スペースがなく、ハンガーに吊るすしか保管場所が確保できない場合には、厚みのあるハンガーかハンガーの肩の部分にタオルを巻いて厚みを持たせてから吊るしておくと型崩れが予防できます。
この時、腕の部分は垂らしたままでなく、手前で交差させて肩にのせておくと、腕が伸びるのを防げます。
防虫・防湿をする
長期間保管する場合には、防虫剤と除湿剤・乾燥剤は必須です。クローゼットにはクローゼット専用の防虫剤と除湿剤、衣装ケースには衣装ケース用の防虫剤と乾燥剤を使用します。
衣装ケースに保管する時、防虫剤はカーディガンの上に置くのが効果的です。
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