冠婚葬祭用の礼服は、着る機会が多くありませんし、1日のうちで長時間着ることもないですよね。
ほんの数時間着ただけで、汚れてもいないのにクリーニングに出すのは面倒な気がします。
また一般のスーツより料金が高く設定されていて、クリーニングするか否か悩みます。
- 礼服はどのくらいの頻度で洗うのが適切なのか
- 同じスーツタイプなのに料金が違うけど相場の料金はいくらか
- 礼服のクリーニングに必要なオプション
- 礼服をきれいに保管するポイント
などについて紹介しますので、礼服をベストの状態に維持するメンテナンスの参考にしてください。
目次
礼服クリーニングの料金相場は?
礼服は黒いスーツの一種ですが、一般的な黒いスーツとはクリーニング料金が異なります。
礼服の色は漆黒で、スーツは深みのない黒色をしています。クリーニング店ではこの点が周知されていて、黒いスーツを依頼しても、礼服なのか一般のスーツなのか判別されます。また男性用と女性用とでも料金は違います。
男性用礼服
男性用の礼服は、上下セット料金のお店と上着とズボンが別料金になっているお店があります。
上下(上着+ズボン)セット | 1,300円 |
上着のみ | 1,100円 |
ズボンのみ | 750円 |
女性用礼服
女性用の礼服はデザインが様々ですが、ワンピース、上着、ブラウス、スカートに分けて設定されているお店が多いです。
ワンピース | 1,500円 |
上着 | 750円 |
ブラウス | 500円 |
スカート | 800円 |
初めからオプションがついている?
礼服はクリーニング後に長期保存する可能性があるため、通常はオプション料金が発生する防虫・防カビ、撥水、抗菌加工などが含まれていることが多いです。
オプションのケアを付加する時には、クリーニング料金に含まれているケアを確認しましょう。その上で不足している加工があれば付け加えます。
含まれていない汗抜き加工は?
料金に含まれにくいオプションとしては汗抜き加工があります。脇や背中に大量の汗をかきやすい人や暑い時期に着た場合に加えておくと、礼服をベストのコンディションで維持しやすくなります。
料金相場は100円とリーズナブルなので利用しやすいですね。
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種類 | 礼服ジャケット | 礼服パンツ・スカート | 礼服ワンピース |
料金 | 950円~ (税込1,045円) | 660円~ (税込726円) | 1,230円~ (税込1,353円) |
ひとこと | デラックス仕上げ770円(税込)。デリケート素材の場合は追加料金発生する場合あり。最短2日後にお届け。 |
礼服をクリーニングに出す頻度は?
意外と汚れている?
基本的に礼服は短時間でも、着用した後はクリーニングに出した方が安心です。着用した時期や会場によっては汗で汚れていますし、たばこやお線香の煙を吸収しているので、ケアを怠ると汗汚れやにおいが定着します。
女性の方は要注意
女性の場合は首回りにファンテーションなどがついてしまうこともあります。
喪服はウール100%などの高級素材のものが多く、着用後のメンテナンスを怠ると特にシミや虫食いの可能性が高くなります。
クリーニング料金は、一般のスーツと比較すると2倍近くかかりますが、買い替えとなった場合の出費を考えると決して高いとは言えません。
セルフケアで済ます時も
例外もあります。葬儀の喪主や関係者の場合には、告別式のあとも49日や納骨などがあり、短期間のうちに複数回着る必要があります。
この場合には着用の度にクリーニングに出していると忙しいですし、料金もかさんで大きな出費になるので、ファンデーションや食事の飛沫など特に目立つ汚れがない場合には、落ち着くまではセルフケアで済ましても大丈夫です。
正しいセルフケアとは
告別式の後には、ハンガーにかけて衣類用のブラシで丁寧に埃をはらい、風通しの良い場所に数時間干しておきます。
結婚式に着た場合も、1か月ぐらいの間のうちに続けて披露宴への出席があるのなら、セルフケアで済まして、一段落してからクリーニングに出しましょう。
礼服をクリーニングに出す時の注意点!正しい出し方は?
礼服用で依頼する
たいていのクリーニング店では、スーツを見ればビジネス用か礼服かの判別は付くので、黙っていても礼服用で受け付けてくれますが、経験の浅いアルバイトさんなどは判別がつかずスーツして受け付けてしまうことがあります。
スーツと礼服とでは、料金が違う分クリーニングの内容も異なっています。
礼服は毎日着るビジネス用とは異なり着る機会が少ないので、クリーニング後には長期保管することを考えて、抗菌・防カビ加工・撥水加工・防虫効果の高いカバーなどを使用しています。必ず礼服ですと申告して依頼しましょう。
ポケットのチェック
全てのポケットをチェックして、何も残っていないことを確認します。ティッシュ・ハンカチ以外に無意識に小銭やレシート・大切なものが残っていることもあるので、面倒がらずにひとつひとつに手を入れて調べましょう。
汚れのチェック
衣類で汚れやすい箇所は袖口や襟です。礼服も例外ではないので、汚れがついていないか確認します。
また食事の際に食べこぼしがあった場合には、汚れの箇所を確認して受付の時に申告しておくと、洗い残しなくきれいにしてもらえます。
汗をかきやすい人は、汗をかいたことも申告しておくと良いでしょう。ただしワキガや多汗症の場合には、通常の洗浄だけではきれいにしきれないため、オプションとなる汗取り加工を勧められることもあります。
ボタンの欠損、ほつれはないか
ボタンはすべて揃っているか、かぎ裂きやほつれはないかの確認をします。
ボタンが取れそうな時や欠損している場合には、事前に繕っておきましょう。ほつれやかぎ裂きがある場合、自分で直せなければ専門店で修理をしておきます。衣類の補修を請け負っているクリーニング店なら、受付の時に依頼して直してもらうこともできますよ。
礼服はめったに着るものではないので、いざという時に慌てないためにもメンテナンスは入念にしておいた方が良いのです。
礼服をクリーニングに出す時に利用したいオプションは?
汗抜き加工
礼服のクリーニングには、通常はオプションとなる加工が含まれています。さらにベストの状態を維持するのに加えると良いオプションは汗抜き加工です。
汗は人によって含まれている成分が異なっていて、中には汗の成分が強い人もいます。また普通の人より汗を大量にかく体質の人もいます。
どんな汗でも衣類に染み込んだまま放置すると悪臭の元になり、衣類にシミとして残ります。汗ぬき加工をすると、仕上がりがさっぱりするので気持ちよく着られます。
料金の相場は100円です。
抗菌・防カビ加工
礼服としてクリーニングを依頼しても、抗菌・防カビ加工が含まれていないことがあります。
礼服は頻繁に着るものではないのて、オプションで付け加えると長期保管をしてもきれいな状態が保てます。
料金の相場は400円です。
クリーニング後の礼服の保管の仕方
一度カバーを外して干す
礼服をクリーニング出すと、ビニールではなく防カビや抗菌効果のあるカバーをかけてくれることが多いです。
引き取ってそのままクローゼットに保管したいところですが、保管する前に一度カバーを外して空気に当てます。
屋外だとほこりや花粉がついてしまうので屋内で十分ですが、数時間空気に触れさせることで、カバーや衣類内にこもった熱を完全に乾燥させることができます。
ハンガーを見直す
クリーニング店のハンガーは幅が狭い場合があります。
礼服の肩幅やサイズに合ったものでないと型崩れの原因となるので、厚みのあるタイプに取り替えておきます。
カバーがあっても防虫剤は必要
クリーニング店がつけてくれたカバーに抗菌・防虫効果があるとしても、別途で防虫剤は必要です。
クローゼットの中にも入れておくと効果がアップします。できれば除湿剤も入れておくと、カビ予防もできて礼服の保管体制は万全になりますよ。
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