学生服はスーツよりも汚れやすい特徴がありますが、頻繁にクリーニングするのは難しいですよね。
緊急時には家庭の洗濯機で洗えないこともありませんが、洗濯頻度が高くなれば生地の劣化が加速するので注意が必要です。
学生服のクリーニングの料金相場や出す頻度、メニューの選択、正しい保管方法などを紹介していますので、自宅の洗濯機に放り込む前に読んでください。
正しい情報を知っておけば、劣化の速度を遅くしてベストの状態を維持できます。制服が清潔だと通学も楽しくなるかもしれませんよ。
目次
学生服のクリーニングの料金相場は?
学生服のクリーニングは上下別の料金がかかります。店舗や地域によって、また加工メニューによって料金には幅があります。平均的な税抜き料金を紹介しておきますね。
学生服ズボン | 340円 | 学生服スカート | 420円 |
学生服上着 | 500円 | 学生服詰襟 | 450円 |
セーラー服 | 550円 |
一般的なクリーニングをした場合の料金です。
オプションには抗菌・撥水・折り目加工などのメニューがありますが、オプション料金はいずれも400円前後が相場です。
オプションメニューを1つ追加した場合の平均的な税抜き料金料金も紹介します。
学生服ズボン | 750円 | 学生スカート | 800円 |
学生服上着 | 1,000円 | 学生服詰襟 | 900円 |
セーラー服 | 1,000円 |
いずれも参考料金です。確実な料金は、実際に依頼するクリーニング店で確認してください。
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種類 | 学生服上(学ラン・セーラー服等) | 学生服下(ズボン・スカート等) |
料金 | 1,010円 (税込1,111円) | 670円 (税込737円) |
ひとこと | 初回30%OFFキャンペーン中。毛玉取りやシミ抜きなどが無料。東京23区なら即日から翌日お届け可能!(一部地域) |
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学生服をクリーニングに出す頻度は?
どれくらいが理想的?
学生服とスーツのクリーニングの頻度は同じでいいというわけにはいきません。生地に汚れを定着させずに清潔な状態を維持するには、月に1回の頻度が理想的です。
予備の制服の用意があれば可能ですが、成長期の子供のために何着も誂えるのは大変です。学生服をクリーニングに出す平均的な頻度は、年に4回という人が多いです。
学生服は案外汚れている
学生は行動範囲が広いですし、やんちゃもするので制服が汚れやすいです。制服は1日の1/3の時間は着ていますし、活発に動くためズボンやスカートの折り目がぼやけてきます。
長いサイクルで学校の授業があるので、汚れるたびにクリーニングに出すことは不可能に近いです。タイミングとしては春休み、夏休み、冬休みが考えられますが、登校日を避けて計画的に出す必要があります。
夏服と冬服が全く違うのなら、衣替えの時を見計らって出すこともできます。せめてワイシャツやブラウスはまめにクリーニングに出すと良いでしょう。
自宅で洗うのは大変
学生服を自宅で洗う人もいますが、干したりアイロンがけをしたりと意外と洗った後の手間が大変です。手抜きをすると型崩れや生地の劣化の原因になりますので、出せる時期に確実にクリーニング店に依頼する方が安心です。
学生服をクリーニングに出す時の注意点!正しい出し方は?
上下セットで出す
ズボンの汚れがひどいとしても、上下の色が揃っている制服の場合には必ずセットでクリーニングに出すことが必要です。
洗う頻度が違うと色合いが異なるというのが主な理由ですが、生地の劣化具合も違ってきます。黒や紺などの色の濃いものは、上下の色が違って見えると格好の良いものではありません。
ポケットはひっくり返して確認
学生服のポケットにはいろいろなものが入っている可能性があります。必ずひっくり返して中に何も残ていないのかを確認しましょう。例えば紙類が残っていてそのまま洗ってしまうと、ポケットの中や学生服の表面に紙屑がこびりつくこともあります。
外せるボタンは外す
制服には校章の入ったボタンがついていることも多いので、失くさないためにも外してからクリーニングに出しましょう。
詰襟タイプの制服はボタンが簡単に外れる仕組みになっていますが、詰襟以外で糸止めになっているタイプは、ほつれが無いかチェックしておくと安心です。
ほつれ・破れのチェック
糸のほつれ、かぎ裂き、破れなどのチェックも大切です。見過ごして洗ってしまうと生地の劣化がひどくなるリスクがあります。
クリーニング店によってはほつれなどの修繕をしてくれるところもありますが、別料金が発生するところがほとんどです。
汚れのチェック
汚れがひどい箇所の確認をしましょう。ドライクリーニングだけでは落ちない汚れやシミなら、ウエットクリーニングなどランクの高い洗い方が必要になったり、特殊な染み抜きをしなれば落ちないこともあります。
自宅でつまみ洗いをして落ちるものもありますが、墨汁や食事のシミはプロに任せた方が確実にきれいになります。
学生服をクリーニングに出す時に利用したいオプションは?
撥水加工
雨や水分をはじく効果が一定期間持続します。防水加工とは異なり、水分ははじいても空気は通すので、蒸れて不快になることはありません。
また花粉・ほこり・油なども付きにくくなるので、頻繁に洗えない衣類には有効な加工です。学生服は頻繁にクリーニングに出せないので、加工しておくと良いでしょう。価格は上下しますが、平均すると600円前後です。
折り目加工
ズボンの折り目を長持ちさせる加工です。効果の持続期間は永久的ではないのがデメリットですが、学生ズボンに加工をしておくと、次のクリーニングまでの間はセンターのラインが維持できます。
ただひだの多いスカートには対応していません。オプション価格の相場は400円前後です。
花粉防止加工
制服の繊維に特殊なコーティングをすることで、花粉が繊維の奥に入り込むのを防ぎます。線維の奥に入り込みにくくなるので、外から帰った時に制服の上からはたけば花粉は落とせます。若い人に増えている花粉症の症状の緩和に役立ちます。
花粉防止加工には静電気を予防する効果もあるので、スカートのまとわりつき予防としても有効です。平均的な加工料金は400円前後です。
クリーニング後の学生服の保管の仕方
ビニールから出す
ビニール袋に入って戻ってきたら、まずはビニールから出します。ハンガー掛けで戻ってた場合にもカバーを外すことが大切です。
クリーニングしたての衣類は、制服に限らずある程度の湿気を含んでいますし、溶剤などの臭いが残っていることもあります。
数時間から半日くらいは、風通しの良い室内か風通しの良い日陰に干すことが望ましいです。
ハンガーを替える
クリーニング店の針金ハンガーは細く、衣類の肩幅に合っていない場合が多いです。自宅で保管する時には、制服の肩幅にあったハンガーにかけなおして型崩れを予防すること必要です。
またズボンのおりジワができないようにするには、まっすぐに伸ばして保管します。
くまなくチェックする
戻ってきた学生服は検品をします。シミや汚れが落ちているか、ほつれや生地の劣化が起こっていないかなどを確認します。戻ってきてすぐに確認しておかないと、着る時になって慌てることになります。
もし不具合が見つかったら、保証が適用されてやり直してもらえることもありますが、時間が経ってしまうとクリーニング店の保証を受けられなくなります。
ボタンをつける
仕上がりに問題がなく、完全に臭いも湿気も解消されたら、忘れないうちにボタンを元に戻しておきましょう。着る間際に付ければいいやと思っていると、時間がなくて慌てることもありますよ。
長期保管なら防虫剤
衣替えでクリーニングした時には半年は着る機会がありません。長期保管になるので防虫・防カビの対策が必要です。
できればクローゼットにハンガーで保管するとしわになりにくいです。クローゼット用の防虫剤を用意して、足元には除湿剤も入れておくと良いでしょう。
衣装ケースに保管する場合には、ケースに余裕を持たせてしまうことでしわができにくくなります。防虫剤は制服の上に適切な量を入れ、乾燥剤も併用すると安心です。
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