子どものクラブや部活、社会人野球などでついた野球ユニフォームの泥汚れってなかなか落ちないですよね。
練習や試合でノックやスライディングを行うので、泥が繊維の奥に入り込んでしまい、普段のお洗濯では落とせません。
そこで今回は、泥や汗、皮脂汚れがいっぱいの野球ユニフォームの汚れを効果的に落とす洗濯方法をご紹介します。
野球ユニフォームの洗濯は、前処理が重要!ご紹介しているおすすめの洗濯アイテムを駆使して、スッキリ白く洗い上げましょう!
目次
野球ユニフォームの汚れの種類。性質の見極めが重要!
野球ユニフォームを洗濯するには、どんな汚れが付いているのか見極め、適切な洗剤を選んで落とす必要があります。
- 水溶性…汗汚れ
- 脂溶性…皮脂汚れ
- 不溶性…泥汚れ
野球ユニフォームに付きやすい汚れをご覧ください。
①水溶性
野球ユニフォームに付いている汚れのひとつは汗。汗は水溶性の汚れなので水で落とすことができます。
②脂溶性
次に皮脂。皮脂は、水洗いでは落とせない脂溶性の汚れなので、油汚れに効果的なアルカリ性の洗剤を使って落とす必要があります。
また、界面活性剤も油汚れを浮かせて落とすのに効果的です。
③不溶性
1番やっかいなのが泥汚れ。この泥汚れは水にも溶けずアルカリ洗剤でも落ちない不溶性の汚れとなります。
叩いて落とすのが効果的で、泥が落ちきっていない状態で洗濯すると、余計に繊維の奥に入り込んで落ちなくなるので注意が必要な汚れです。
野球ユニフォームの洗濯方法【前処理が重要!】
野球ユニフォームの汚れを落とすのに、いきなり洗濯機に入れてはいけません。
前処理で泥汚れをある程度しっかり落としてから洗濯を行って汗や皮脂汚れを落としましょう。
1.ユニフォームを干して泥汚れを落とす
まず、野球ユニフォームを干して泥汚れを乾燥させましょう。
泥がしっかり乾いたら、手で叩いたり、洗濯ブラシを使ったりして泥汚れを掻き出します。
洗濯ブラシを使う際は、生地が傷まないようやさしくこすってくださいね!
2.もみ洗い
水に洗剤を溶かしておかないと泥汚れが衣類の中に戻って落ちにくくなってしまうので、先に粉末洗剤を水によく溶かして洗浄液を作っておきましょう。
汚れている箇所をピンポイントでもみ洗いし、あとは洗濯機に任せましょう。
3.洗濯する
刺繍などが付いている場合は、そのまま入れると傷んでしまうので、裏返しにして洗濯ネットに入れてから洗濯してください。
縦型式洗濯機の場合は、回転羽に近い方が洗浄力が高いので、野球ユニフォームは1番下に入れるようにしましょう。
ドラム式の場合は、どこに入れても洗浄力は変わりません。
ぬるま湯で洗える機能が付いている場合は、その方が落ちやすくなるのでぜひ温水コースで洗濯しましょう。
4.干す
ユニフォームは生地が厚いので、筒状にして干すと生乾きを防ぎながら乾かすことができます。
色が濃いユニフォームを干すときは、風通しの良い場所で陰干しして色あせを防ぎましょう。
野球ユニフォームの頑固な汚れは浸け置きを!
野球ユニフォームの汚れが落ちにくいときは、浸け置きを行いましょう。
40~50℃くらいのぬるま湯で洗浄液を作り、1晩浸け置きします。その後、もみ洗いして汚れを落としたら、洗濯機で洗いましょう。
また、煮洗いでも落とすことができます。
前処理を終えた野球ユニフォームを鍋に入れ、水1Lに対して重曹を大さじ1杯の割合で入れた重曹水で30~40分煮洗いします。
手で触れるくらいの温度になったら、もみ洗いして汚れを落とし、水洗いですすいでから洗濯機で洗いましょう。
野球ユニフォーム以外の靴下・アンダーシャツ・帽子などの洗濯方法
靴下とアンダーストッキングは、泥汚れが付くのでユニフォームと同じ方法で洗濯してください。
アンダーシャツの汚れは、汗と皮脂汚れ。
いつものお洗濯で落ちない場合は、洗浄液に30分~2時間ほど浸け置きしてから洗濯機で洗いましょう。
帽子は、全体に付いている砂埃を手で叩いて落としましょう。
汚れが付いている箇所を確認し、デリケート衣類用洗剤を塗布してなじませます。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて手洗いコースなどやさしく洗えるコースで洗濯・脱水し、手洗いの場合はやさしく押し洗いして、洗濯機で1分脱水を行いましょう。
形を整えて陰干ししましょう。
(関連記事:帽子はクリーニングに出せる?料金相場や日数などの注意点を徹底解説)
泥だらけの野球ユニフォームを白くする洗濯方法
泥汚れの落ちない野球ユニフォームの白さを取り戻したいときは、先ほど紹介した洗濯方法にくわえ、オキシクリーンなど酸素系漂白剤を加えて洗濯したり、白さを際立たせたいのであれば蛍光剤入りの洗剤を使いましょう。
野球ユニフォームを洗うときにおすすめの洗濯グッズ
野球ユニフォームを洗濯するのにあると便利なアイテムをご紹介します。
泥汚れを落とすブラシや、粉末・液体洗剤や固形石鹸など、野球ユニフォームの汚れ落ちが良いと評判のアイテムなのでぜひご参考くださいね!
池本刷子工業 野球ユニフォーム用 洗濯ブラシ
野球ユニフォームなどの泥汚れを前処理する際に便利な洗濯ブラシです。
ナイロンの毛束が、ユニフォームの繊維に詰まった汚れを掻き出してくれます。
頑固な汚れも落とせるように、硬めの毛束も付いているのがうれしいところ。
あまり強くこすりすぎると生地が傷む原因になるので、やさしく扱うようにしましょう。
ブラシ部分が短く硬いので野球ズボンの泥汚れをよく落としてくれてます。私の手にはピッタリですが男の人の手には少し小さいようで…もう一回り大きいのも欲しい!
今まで色々なブラシを試してみましたが個人的には一番丈夫で使い勝手がいいです。
バイオ濃厚洗剤 ポール
洗浄力が高い粉末洗剤となっています。
弱アルカリ性でタンパク質を分解する酵素も配合されているので、汗はもちろん皮脂汚れに効果的。
泥汚れも漂白剤や特殊蛍光剤の効果により、白いものはより白く洗い上げることができます。
ぬるま湯使用で、より汚れ落ち効果が高まりますよ!
野球をやっている子供の洗濯のため買いましたが、この洗剤を溶かしたお湯で、もみ洗いするだけで、泥汚れが簡単に落ちてくれます!
ブルースティック
野球ユニフォーム用などに付いた頑固な汚れを落とすのに便利な固形石鹸です。
スティックタイプでしっかり握れるので、ユニフォームに塗りやすく使いやすいのがポイント。
汚れ落ち効果の高い石鹸は泥汚れにも効果的で、ブルースティックにはさらに合成洗剤も配合されているので、泥汚れや皮脂汚れなどが付いているユニフォームの洗濯にピッタリです。
漂白剤や蛍光剤が配合されていないので、劇的に白くなる訳ではありませんが、泥汚れをある程度落とせるので前処理に使う洗剤としてもおすすめです。
野球部の息子のユニフォームを洗うのに購入しました。
泥汚れ部分に付けてブラシで擦るとけっこう落ちます。
劇的に真っ白!になるわけではないけど、それはどの洗剤でも同じですからねー。
粉洗剤のつけおきより落ちるので毎日使って助かっています。
ゴム手袋しないと手荒れがひどくなるので気をつけてます。
アリエール イオンパワージェル(サイエンスプラスとプラチナスポーツ)
野球ユニフォームなどのスポーツウェアの汚れを落とすのに特化した液体洗剤です。
弱アルカリ性の液性で界面活性剤が入っているので、頑固な皮脂汚れも落とせます。
蛍光剤入りなので、白い衣類はより白く。抗菌剤も配合されていて、消臭効果はアリエール史上最強だそうですよ。
我が家は、男4人女2人の6人家族。汗かき&仕事は戸外で走り回るなどなど毎日ビショビショになった服を洗っています。年頃の若い娘もクラブで汗や泥だらけになった体操服や靴下を兄弟の物と一緒にしないでー!と言いますが、この洗剤を使用する事で、しっかり洗浄、消臭でき、臭いうつりもないので、娘にバレることなく一緒に洗濯できています!
野球ユニフォームの洗濯を楽にする持ち帰るときのポイント
野球ユニフォームは、以下のポイントに注意して持って帰ってきてもらいましょう。少しの工夫で汚れ落ちが楽になりますよ!
- できるだけ泥汚れを叩いて落としてから持って帰ってきてもらう
- かばんに直接入れず、ビニール袋に入れて持ち帰ってもらう
ユニフォームの泥汚れは、乾燥している状態でできるだけ落としてきてもらうことで、干して乾かす手間が省けるため時間の短縮になります。
ユニフォームと靴下とアンダーストッキング・アンダーシャツ・帽子は、それぞれ汚れも洗濯方法が異なるので、できれば別々のビニール袋に持ち帰ってもらうようにすると洗濯が楽になりますよ。
まとめ
泥だらけの野球ユニフォームを持って帰ってこられたときはゾッとしてしまいますが、それは部活などを頑張った証拠ですよね!
ご紹介した洗濯方法や洗剤、アイテムを参考にしていただき、しっかり汚れを落としてまた頑張ってもらえれば幸いです。
今回ご紹介した洗濯方法は、野球ユニフォームだけでなく、子どもの泥遊びで付いた汚れや、庭仕事などでの汚れにも使えます。
前処理がとても重要なので、必ず泥汚れを先に落としてから洗濯してくださいね!