革靴の洗い方!水洗いする前の注意点や臭いを消す方法!

履きなれた革靴は、毎日でも履きたいと思うのは当然のことです。しかし毎日履けば足の裏や外気の汚れが付きます。

しかし革靴は天候によっては雨に濡れることもありますし、泥はねがつくこともあります。

一度濡れてしまった靴は、靴磨きだけではきれいにすることは難しいです。

革靴は丸洗いをして汚れや臭いを一蹴することが最も効果的な方法です。

革は基本的には水に弱い素材なので丸洗いをすることは不可能と考えている人が一般的ですが、適切な方法を用いれば失敗なく汚れも臭いもすっきりと落とせます。

どうすれば革靴の型崩れや色落ちを防いできれいに洗うことができるのかポイントを調べました。

履きなれた革靴を長く愛用するために知っておくと役に立ちますよ。

革靴は洗える?水洗いする前に確認すべきこと

革靴は手洗いすることは可能ですが、靴の品質や風合いを壊さずにきれいにするにはポイントを踏まえておくことが大切です。

ポイントを守れば汚れと臭いを消してベストな状態を維持できます。

素材を確認する

革にもいくつかの種類があります。水洗いできるのは本革製です。

例えばスエード、ヌバックは丁寧に取り扱っても、特徴的な起毛を損なうリスクが高いです。ヌメ革も適していません。

スエード素材の洗い方はこちらを参考にどうぞ↓

スエードの靴の洗い方!酷い汚れの劇的な落とし方と毎日のお手入れ方法を解説!

色落ち

革製品の中には、染料を用いて特殊な色に染めているものがあります。

革靴は本来は水洗いすることは想定していないので色落ちすることがあります。

雨の日に履いた時に靴下に色が移ってしまうものは、水洗いをすると確実に色落ちします。

無理に水洗いすれば靴が台無しになります。専門店に依頼して洗浄してもらうとよいでしょう。

汚れ・臭いを落とす革靴の洗い方!

事前確認でセルフで水洗いができそうだと判断したら、必要な道具を揃えて正しい方法で洗えば、汚れも臭いもさっぱりと落とせます。

必要な道具

柔らかい布
下準備の段階で、ワックスを落とすのに使います。仕上げのクリームを塗る時にも必要です。

靴ブラシ
下準備段階で、全体の汚れを落とすのに使います。

歯ブラシ
縫い目などの細かい部分の汚れ落としに使います。

桶もしくはバケツ
縦でも横でも靴がすっぽりと入るサイズを用意します。

スポンジ
柔らかいタイプが適しています。汚れを落とすのに使います。

厚手のタオル
水気をぬぐうに必要です。

新聞紙
乾かす際に丸めて詰め、型崩れ予防に役立ちます。

革靴専用洗剤またはボディソープ
革靴専用の洗剤があるので、水洗いの際に使用すると効果的です。除菌や消臭効果などがあります。

値が張るので除菌などの効果がなくても気にならなければ、ボディーソープでも代用できます。

ぬるま湯
40度ぐらいのぬるま湯で洗うと、汚れが落ちやすくなります。

クリーム
乾かした後に保湿効果の高い革専用のクリームを塗って、メンテナンス効果をアップさせます。

洗い方

下準備
水洗いする前に、泥などがついていれば靴ブラシを使って汚れを落としておきます。ワックスがついていると水を弾いてしまうので、柔らかい布で拭き取ります。

縫い目などの細かい部分は、歯ブラシを使ってほこりを取り除きます。レースアップの靴は紐を外しておきます。

ぬるま湯に浸す
革は硬いと水が浸透しにくいので、ぬるま湯を張った桶やバケツにしばらくつけて靴全体に染み込ませておきます。

全体に均一に水分が浸透しないとシミとして残るので、靴全体が水を含んだら引き上げます。

洗剤を泡立てる
スポンジに専用洗剤もしくはボディソープを良く泡立てます。泡に靴に付いた汚れを包ませるようにたっぷり泡立てて使います。

洗い残しがないように靴の中もしっかりと泡で洗いましょう。

すすぎ
泡をぬぐってぬるま湯ですすぎます。溜めすすぎをしてお湯に濁りがなくなるまですすぎます。

特にボディソープを使った場合には、洗剤成分を残さないようにすると、シミやカビが発生する心配がありません。

正しい乾かし方

タオルドライ
すすいだばかりの靴からは水分がしたたり落ちているので、タオルドライをして大まかに水分を取っておきます。

陰干し
風通しの良い日陰に立てて干しますが、靴の中には新聞紙を丸めて詰めておきます。

型崩れが予防できるだけでなく、靴の中の水分を吸収する効果があります。

新聞紙は数時間置きに取り替えるのが効果的で、少なくとも1日に1回以上は交換し、2日から3日かけて完全に乾かします。

シューキーパーに交換する
3日目位になってほとんど乾いたら、新聞紙を外してシューキーパーにするとより型を整えることができます。

クリームで保湿
完全に乾ききる前に革専用の保湿クリームを塗りこみます。

多少の水分があるタイミングで塗っておくと、油分と水分のバランスを保って革を柔軟に維持する効果が得られます。

靴専用の乾燥機があると便利

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普段からしたい革靴の5つのお手入れ

お気に入りの靴を長く履き続けるには普段のお手入れも大切です。

ほんのちょっとしたことを心がけるだけで、靴の寿命は長くなるんですよ。

連続して同じ靴を履かない

同じ靴を毎日履くと、かかとがすり減るだけでなく革に汚れや体から出る皮脂がついて湿った状態になります。

湿気をとって油分を補うなどのメンテナンスが必要なので最低でも1日おき、できれば3日に1度のサイクルで履くと長持ちします。

下駄箱の湿気をとる

靴を履いて外出から戻ったら、すぐに下駄箱に入れないことが大切です。

一度履いた靴は湿気を含んでいるので、帰宅後にすぐにしまうとカビや臭いの温床になります。

また下駄箱に湿気がこもっているのも、臭いやカビの原因になります。乾燥剤・紙パックに入れた重曹・炭などを入れておくと湿気予防になります。

シューキーパーや新聞紙を入れる

靴を脱いだらシューキーパーや新聞紙を詰めておくと、湿気と型崩れ予防になります。

ブラシで汚れを落とす

外出すれば必ずほこりが付きます。脱いだ時にブラッシングをしておれば、ほこりや汚れが蓄積することがないので、メンテナンスが楽になります。

また花粉も落とせるので、花粉症対策のひとつとしても有効です。

撥水スプレーをする

雨に濡れると、革は乾きにくいですしシミにもなりやすいですし、湿った靴を履いていると蒸れて臭いの原因にもなります。

撥水スプレーをかけておくと、少しの雨ならはじいてくれるので安心です。

スプレーの効果には限りがあるので、製品の説明を読んで定期的にかけるようにするとよいでしょう。

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まとめ

出来れば靴は自宅では洗わない方がいいのですが、洗えるということと洗い方を知っておくといざという時に役に立ちます。

正しい手順を守れば革靴を自分で洗うことは簡単ですし、急な雨やアクシデントでお気に入りの靴が著しく汚れてしまっても、洗えばきれいにできるので無駄にすることが無くなります。

靴は値段に関係なく自分の足に馴染んだものが最も履きやすく心地よいですよね。

日々のメンテナンスも忘れずに実行すれば、ベストの状態で長く履き続けることができますよ。

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