汗抜きクリーニングは必要か?料金やメリット、注意点など徹底解説!

汗抜きクリーニング

ワイシャツやスーツ、制服などや、お気に入りの服の汗ジミには、汗抜きクリーニングがおすすめです。実際に汗抜き加工は利用したいと考える人が多いオプションのひとつ(参照:消費者動向より)

汗ジミを放置すると、汗の臭いが取れなくなるだけでなく、衣類の劣化を早める原因になってしまいます。

今回は、汗抜きクリーニングの必要性をはじめ、汗抜き加工の効果や料金、注意点(できないもの)などを紹介していきます。

黄ばんだ汗ジミや不快なニオイは、いつもの洗濯では落ちにくいので、定期的に汗抜きクリーニングを検討してみてくださいね!

汗抜きクリーニングの必要性。汗ジミ放置は衣類が傷む!

汗抜きクリーニングの必要性

クリーニングの汗抜き加工は、衣類を傷めない、良い状態を長持ちさせるためにも必要です。

長期間、衣類の汗ジミを放置してしまうと、

  • 黄ばみなどの変色が起こる
  • 悪臭が発生する
  • カビが生えやすくなる
  • 虫食いで衣類に穴が開く

以上のようなことが起こり、衣類が傷む原因になってしまいます。

衣替えのとき、黄ばみが見当たらなくても保管している間に黄ばみが発生し、いざ着ようと思ったら黄ばんだりカビや虫食いがあったらショックですよね。

こういった事態を防ぐためにも、定期的な汗抜きクリーニングがおすすめです。

汗抜きクリーニングの料金目安

汗抜きクリーニングの料金

汗抜きクリーニングの料金目安ですが、

  • ウェットクリーニング…通常のクリーニング料金に+1,000円ほど
  • ドライクリーニング+水洗い…通常のクリーニング料金に+500円ほど

ウェットクリーニングの方が、手間も技術も必要になるため高額になってしまいますが、しっかり汗ジミを落とすことができます。

汗抜き加工は、クリーニング店によって技術力に違いがあるので、信頼できるクリーニング店を選びましょう。

汗抜きクリーニングのメリットや頻度

汗抜きクリーニングのメリット

汗抜きクリーニングについて、メリットやクリーニングに出す頻度などについてくわしく解説していきます。

汗抜きクリーニングのメリット!

  • 汗ジミや汗のニオイが取れる
  • 黄ばみや汗のニオイを予防できる
  • カビや虫食いの発生を抑えられる
  • 定期的にクリーニングすることで衣類が長持ちする

汗抜き加工をすることで、黄ばみやニオイが取れるだけでなく予防にもつながります。

衣類に汚れがあると、それをエサにカビや虫が発生しやすくなるのですが、汗抜きクリーニングを行うことで防ぐことができます。

定期的に汗抜きクリーニングを行い衣類の傷みを防ぐことで、衣類を長持ちさせることにもつながりますよ。

汗抜き加工は2種類ある

汗抜き加工には、『ウェットクリーニング』『ドライクリーニング+水洗い』の2種類があります。

ウェットクリーニングは、洗浄効果が高く、水洗い不可の衣類にも対応できます。

ただし、料金が2~3倍ほど高いのと、クリーニング店によって技術力に違いがあったり、仕上がりに時間がかかったりしてしまいます。

ドライクリーニング+水洗いは、ウェットクリーニングよりもリーズナブルな価格設定となっていて、色落ち・型崩れ・縮みといったリスクが少ないのが特徴です。

デメリットは、ウェットクリーニングよりも洗浄効果は落ちてしまうこと。

メリットとデメリットを考慮し、衣類に合わせて洗浄方法を選びましょう。

クリーニング店では、汗抜きとしか書いていないことも多いので、事前に洗浄方法を確認しておくと良いですね。

ドライクリーニングとの違い

クリーニングでは、どんな汚れも落ちるというイメージがありますが、ドライクリーニングは得意な汚れとそうでない汚れがあります。

ドライクリーニングは、油を原料にした溶剤を使い、水を使わずに落とす方法で、水洗いできない素材や皮脂、ファンデーションといった脂溶性の汚れを落とすのが得意です。

汗抜きクリーニングは、特殊な溶液を使い、汗ジミなどの水溶性の汚れを落とします。

汗ジミが落ちなくてクリーニング出すときは、汗抜き加工を行っているクリーニング店に出すようにしましょう。

汗抜きクリーニングを利用する頻度

汗抜きクリーニングの頻度

汗抜き加工は洗浄効果が高いので、頻繁に出しても衣類を傷める原因になってしまいます。

汗抜きクリーニングに出す頻度は、1シーズンに1度。衣替えで収納する前にクリーニングに出しましょう。

夏など汗をたくさんかきやすい時期は、2週間~1か月に1度出すのがおすすめです。

汗抜きクリーニングの注意点

汗抜きクリーニングの注意点

汗抜きクリーニングは、ウェットクリーニングの場合、お店によって技術力に違いがあるので、実績があり信頼できるクリーニング店に出すことが前提です。

その他、いくつか注意点があるので紹介していきます。

スーツの上下セット(セットアップなど)は一緒に出す

スーツなど上下セットになっているものは、一緒に出すようにしましょう。

汗抜きクリーニングは、水溶性の汚れをきれいに落とすので、例えば上着だけ出してしまうとズボンと異なった色合いに変わってしまう可能性があるので注意が必要です。

(関連記事:スーツクリーニングの料金相場は?頻度や出し方の注意点など徹底解説

時間がかかる場合がある

汗抜きクリーニングは手間がかかるので、仕上がりまで時間がかかるという点にも注意してください。

1日で終わると謳っているところもありますが、簡易的な洗浄で繊維の奥まで落としきれていない可能性もあるので要注意。

急ぎで仕上げて欲しいときなどは、事前にどれくらいかかるかクリーニング店に確認してから出しましょう。

汗抜きクリーニングができないもの(素材)

基本的には、ドライクリーニングが可能な衣類であれば汗抜きクリーニングを行うことができます。

ただ、ウールやレーヨンなど水に弱い素材の場合、水洗いのダメージを完全に防げないため、縮みなどの変化が起きてしまう可能性もあるので注意が必要です。

合成皮革、スパンコールなどの装飾品が付いた衣類は、汗抜きクリーニングを行うことはできません。

汗抜きクリーニングに適しているのか分からない場合や大切な衣類の場合、事前にクリーニング店へ確認しておくと安心です。

汗抜き加工におすすめの宅配クリーニング6社!

汗抜きクリーニングを行っている宅配クリーニングのおすすめを6社ご紹介します。

キレイナ

キレイナは、高級ダウンやブランド服、カシミヤやアンゴラなど繊細な素材でも取り扱ってもらえるクリーニング店です。

シミ抜きはもちろん、落ちにくい黄ばみやにじみ、カビ、撥水加工、色あせ修繕、修復修繕など特殊な技術で大切な衣類が蘇ります。

料金は、シミ取りの面積や裏地の有無によって異なりますが、両脇/襟/10cm以内のシミで裏地なしが2,200円(税込)~裏地なしが3,300円(税込)~となっています。

キレイナの口コミはこちら

リナビス

リナビスは、通常汗抜き加工がオプションで550円なのですが、ビジネススーツコースではなんと無料。ビジネスマンにおすすめの宅配クリーニングです。

ほかの衣類でも、2022年8月末までは汗抜き加工が無料となっています。

ビジネススーツコースは、上下で合計6点まで出せて税込5,500円。

12か月まで保管も無料なので、着用するシーズンが来る頃に日時指定すれば自宅に送ってもらえますし、クローゼットもすっきり片付きます。

リナビスの口コミはこちら

プロケア

プロケアは、ウェットクリーニングとドライクリーニングを行うダブル洗いが特徴の『プロケアコース』がおすすめです。

5点コースで12,078円(税込)。新規の場合は20%オフで利用ができますよ。

8か月間無料保管に、シミ抜き、毛玉取り、ボタン付けも無料となっています。

プロケアの口コミはこちら

ホワイト急便

ホワイト急便は、汗取り加工という自社開発の溶剤で、ドライクリーニングでは落ちない汗汚れを除去できるコースがあります。

汗の量が多い季節には、ナチュラルウォッシュというウェットクリーニングがおすすめです。

料金は、地域によって異なるため、お住まいの近くのお店に確認してくださいね。

ちなみに、ホワイト急便青森では、背広上・スーツ上・上着が440円(税込)、ズボン・スカート・ブラウス類が330円(税込)となっていましたよ。

ホワイト急便の口コミはこちら

リアクア

リアクアは、オプションでドライクリーニング+水洗いの方法を使って汗抜きを行っています。

料金は通常935円(税込)となっていますが、キャンペーン中は30%オフの654円(税込)とお得に利用できますよ。

6か月間は無料で保管してもらえ、延長したい場合も月額550円で保管してもらえます。

プロのクリーニング師が、汗抜きクリーニングできるか判断してくれるので安心ですね。

リアクアの口コミはこちら

クリコム

クリコムは、ドライクリーニング+水洗いで汗抜きを行っています。

スーツやジャケット、ワンピースに綿ブラウスの汗汚れに対応。1度変色すると再生が困難だといわれているシルクのブラウスにも対応していますよ。

料金は、ワンピースやスプリングコートなど長いもので+2,200円(税込)。

ジャケットやスーツなどの上着類、パンツやスカートなどボトムス類で+1,100円(税込)。

クリコムの口コミはこちら

まとめ

汗をかいた衣類は、家で洗うことがむずかしい場合、すぐに汗抜きクリーニングを行うのがおすすめです。

黄ばみが定着してしまうと、クリーニング店でも落とすのがむずかしくなるため、汗をかいた衣類は長期間放置しないようにしましょう。

汗抜きクリーニングは、高い技術力を要するので、実績と信頼のあるお店に依頼するのがポイント。

クリーニングに出す頻度や注意点、おすすめの宅配クリーニング6社もぜひご参考いただき、大切な衣類を汗汚れから守ってくださいね!

(関連記事:コーヒーの染み抜き方法は?応急処置や時間がたったときの対処法