一人暮らしに洗濯機はいらない?じっくり考えてみた件

一人暮らしをしていても、衣類は汚れるので洗濯は必須家事ですよね。全自動洗濯機に汚れものを入れれば脱水までしてくれるとしても、干したりたたんだりという手間はかかります。

また部屋が狭くて洗濯機を置く場所がない、深夜の帰宅が多いので夜中に洗濯するのは憚られるという人もいます。

一人暮らしの場合は洗濯機がなくても、手洗い・コインランドリー・洗濯代行サービスを利用すれば何とかなります。

女性の場合はデリケートな洗濯ものもありますが、自分で洗わない場合でもプライベートが守られる安心な方法があります。

コスパや手間を考えるとどの方法がベストなのか、それぞれのメリットやデメリットを調べました。

一人暮らしに洗濯機はいらない?

家族がいて汚れものが頻繁に出る家なら洗濯機は必需品ですが、一人暮らしなら洗濯機がなくても衣類や下着をきれいにする方法があります。

手洗い

下着類なら毎日の入浴時に手洗いをして干しておけば良いでしょう。ただワイシャツ・ブラウス・スーツなど大きな衣類や高級品は手洗いでは無理で、コインランドリーへ行くかクリーニングに出す必要があります。

コインランドリー

コインランドリーが近くにあれば衣類をまとめて持ち込んで洗うことはできますが、色物は一緒に洗うと色落ちが心配ですし、スーツなど型崩れが心配な衣類は洗えません

シーツや毛布など洗えますが、持ち込みと持ち帰りの手段の確保が必要です。

洗濯代行サービス

洗濯ものを店舗専用のパッケージに入れて集配してくれるサービスです。家庭の洗濯機で洗えるものが対象なので、スーツやワイシャツ類は別扱いになる店舗がほとんどです。

 

それぞれに洗えるものや洗えない物があって費用も掛かります。使い分けて賢く利用すれば洗濯機なしでも十分に生活できますよ。

洗濯機と手洗いを比較…ありえない

洗濯機で洗うメリットとデメリット

最近の洗濯機はほとんどが全自動なので、洗濯したいものと洗剤を入れてスタートを押すかタイマーで設定しておけば、脱水までこなしてくれます。

この間の30分から40分の間は洗濯機の前にいる必要はなく、他の家事や用事を済ませる事が出来るので、干す手間はあるとしても時間の節約になります。乾燥機付きなら干す手間も省けます。

デメリットがあるとすれば、水道代と電気代がかかることでしょうか。

全自動は水道代がかかると言われていますが、洗濯機は進化しているので、よほど古いタイプでなければ水道代が多くかかることはありませんし節水機能もついています。電気代も負担になるほどかかる心配はありません。

あえて挙げるなら、白いものと色物は分けて洗わないと色落ちの心配があることから、衣類を分けて洗う手間がかかるという点がデメリットと言えます。

手洗いで洗うメリットとデメリット

下着や靴下ぐらいの小さなものなら、入浴のついでに手洗いをしても負担になることはありませんよね。女性のデリケートな衣類やストッキングは型崩れや劣化を防ぐために手洗いが推奨されます。

しかし下着以上に大きい洗濯ものでTシャツ・ワイシャツ・Gパンなどは手洗いするには手間も時間もかかりますし、タオル類やシーツなどはもっと大変です。

洗濯ものがすっぽり入るたらいや洗濯板などが必要な上、脱水機を使用せずに手絞りだけでは乾くまでに時間がかかります。

電気代や水道代はある程度は節約になりますが、労力も時間もあり得ないぐらいかかるので、手洗いするメリットは少ないでしょう。

洗濯機とコインランドリー、洗濯代行サービスで比較してみた

洗濯機

かかる費用(1か月あたり)

洗濯機のサイズやタイプによって差異はありますが、1回稼働させると電気代は約2円水道代は約22円かかります。

週に1回洗濯する場合、電気代は月に約8円水道代は月に約88円合計96円が相場です。

メリット

洗いたい時にいつでも洗えます。通常は週に1回だとしても、雨でぬれたり食事のシミをつけたりなど突発的に汚れものが出た場合には、少ない量でも洗濯できるのは大きなメリットでしょう。

コースを設定すればデリケートな衣類も自宅で洗えます。経費を比較しても最も安上がりです。

デメリット

洗濯機が脱水までは自動でしてくれるとしても、干してたたむ手間がかかります。雨の日には部屋干しが必要で洗濯ものに臭いがこもります。

洗濯機を使う時間にも注意が必要です。どんなに静音設計でも深夜や早朝に稼働させれば隣近所に迷惑がかかります。部屋の広さによっては、洗濯機を置くスペースが確保できないこともあります。

コインランドリー

かかる費用

コインランドリーに設置されている洗濯機は容量の大きいタイプが多いので、一般的な一人暮らしの1週間分の洗濯ものは1回の利用で足ります。

洗濯1回の料金相場は300円で、乾燥機1回の料金相場は100円です。週1回分の利用料金相場は400円ですね。

メリット

コインランドリーが近所にあるのなら、洗濯機がなくても洗濯に困りませんよね。

自分で持ち込んで洗うので、下着からTシャツ、ブラウスまで他人の目を気にしないでも洗濯できます。洗濯機のサイズによっては、シーツや毛布だけでなく布団の丸洗いもできます。

コインランドリーのメリットは即時に仕上がることです。洗濯代行サービスの場合、店舗か宅配便による集配をするので即日仕上がりは不可能です。

対して、コインランドリーは、自分で持ち込んで自分で洗濯機を回すので、その日のうちに仕上がります。

デメリット

店舗まで洗濯ものを持参する必要があります。近くにあったとしても持ち運ぶ手段がないと不便です。また洗濯から乾燥までの時間が1時間から2時間かかります。

もうひとつ、乾燥させた後は自分でたたまなければならないので、量が多いほど手間がかかります。

洗濯代行サービス

店舗ごとに専用のランドリーバッグが用意されています。スモールで約4kgギュラーだと約8kgの洗濯ものが入るサイズが一般的です。一人暮らし一週間分でレギュラーサイズ1個分が平均的な洗濯ものの量です。

かかる費用

1ヶ月あたりレギュラーサイズで約3,000円(送料別)

メリット

家庭の洗濯機で洗えるものなら下着からシーツまで依頼できます。料金体制はクリーニングのように枚数単位ではなく、店舗専用のランドリーバッグ単位です。

小さなものが少ない場合に大きい物を中心に依頼できますし、小物ばかりを詰め込むこともできるので、その時度の状況に応じて依頼できます。

洗濯してくれた後は、1枚1枚きれいにたたんでくれるので、戻ってきたらそのままクローゼットやタンスの引き出しにしまえます。

デメリット

色落ちする衣類は依頼できません。ランドリーバッグ単位で洗濯をするので、色落ちしやすい衣類が混在しないようにすることが大切です。

またクリーニングとは異なり、基本的にアイロンがけによる仕上げはしないので、アイロンがけが必要な衣類は自分でかける必要があります。

ランドリーバッグの容量は店舗によって異なりますが、最小のサイズでもTシャツ30枚分(約4kg)が入るサイズが一般的です。依頼する量が少ないとコスパが悪くなります。

比較した結果、一人暮らしの洗濯におすすめは?

一人暮らしの洗濯の手段は生活状況によって選択肢が違ってきます。それぞれにメリットもデメリットもあるので、納得して選ぶとよいでしょう。

いずれにしても、衣類は下着を含めてレンタルというわけにはいきませんし、すべてを使い捨てにするわけにもいきません。

洗濯機がおすすめなのはコスパを重視する人です。例えば毎週必ずお休みがあって洗濯やアインの手間を惜しまない人に向いています。

コインランドリーが向いている人は、宅配便でまとめて依頼するのは面倒だし、他人に下着まで洗ってもらうのは気がひけるという人で、店舗まで持ち運びができる手段がある人です。

自宅の洗濯機では洗えない大型の衣類も、洗濯代行サービスよりも安い費用で洗えます。またたたむ手間を気にしない人にも向いています。

洗濯代行サービスは、自宅での集荷・受け取りが基本ですが、その手間がかかっても洗濯ものを自分で洗う暇がない、干したり畳んだりは面倒という人に向いています。コストは洗濯機やコインランドリーよりはかかります。

どの手段も一長一短なので、ひとつの方法に決めなくても、洗濯する手段があることを知っていればその時々で使い分けることも可能です。

まとめ

一人暮らしなんだから洗濯機を購入する必要はないのかと言えば、ケースバイケースです。極力無駄を省いた生活を心がけるという人もいれば、とにかく仕事中心の生活という人もいます。また洗濯機が壊れた、体調が悪い、天気の悪いが続いているなど、いつもと違う状況に陥ることもあります。

汚れものをいつまでも洗わずにためておけば、部屋に臭いがこもるだけでなく、衣類に臭いが染みついたりカビが生えることもあります。

清潔な衣類と生活のためにおすすめなのは、自分が使い勝手の良い方法を選ぶことです。

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